Web会議ツールの比較(ZoomとSkype)
こんにちは。ミーヤキャットです
最近、物理的な場所に制約されない働き方が話題に上がることが多いですね。
ITインフラが発達し、仕事の成果物が電子データとなったり、大量の通信データをやり取りするような動画をストリームで再生することも特別なことではなくなったからでしょう。私が新人だった2003年頃にはHPに画像を使うと表示が遅くなる上に、利用者のパケット代負担が増えるから極力使うなと言われていました。
改めて時代の進化に追随して自分自身が成長しなくてはいけないなと思います。
今回は、自身の知識整理を兼ねてリモートワークでも使用できるWeb会議ツールの比較を行いたいと思います。
比較するWeb会議ツール
Zoom
アメリカのZoom Video Communications 社が提供するWeb会議システム
アメリカ会社が提供しているのですが2017年6月時点、日本でもじわじわと普及してきているようで、先日私も存在を知りました。無料で利用できますので、何がいいのか調べてみたいと思います。
Skype
マイクロソフトが提供するインターネット回線を使った音声通話やビデオ通話ができる無料コミュニケーションソフト
同社がWindowsOSを提供しているので、抱き合わせでインストールされていることが多いため日本でも普及率が高いです。無料で個人利用できる特徴があります。
WebEx
シスコシステムズ(2007年にWebEx Communicationsを買収)が提供するWeb会議システム
企業のビジネスシーンで利用されることが多いです。大手企業が導入している実績があり、サポートが充実しているので導入を検討している企業から見れば安心ですが、基本的に有料ですので今回は比較しません。また、アプリケーション共有や通信内容の暗号化など、Web会議で最低限必要なことはZoomでできるようなので、Zoomで不便を感じたら検討すれば良いのではないでしょうか。
比較結果
| 比較項目 | Zoom | Skype |
| 会議主催側の使いやすさ | アプリケーションをインストールし、Web会議室を作成すれば使える | アプリケーションをインストールし、会議参加者のSkypeIDを事前に収集する必要がある |
| 利用者側の参加のしやすさ | 会議室のURLをクリックすると使える。未導入なら自動インストール | 会議主催者のSkypeIDを事前に承認する必要があり、アプリケーションのインストールも必要 |
| グループ会議(参加人数) | 仕様上は50人 私は未検証だが20~30人でも安定するらしい |
仕様上は25人 ネットワーク環境に依存するので、体感として10人くらいで接続が途切れる人が出てくる |
| グループ会議(会議時間) | 無料会員では3人以上のグループ会議は40分までに制限、有料会員だと無制限 | 無制限 |
| 通話・通信の安定性(データ通信量) | 1時間 300MB | 1時間 2160MB |
| 通信内容の安全性 | 通信内容自体が暗号化されている。 会議室のURLが流出すれば第3者がWeb会議にアクセスできるが、主催者側が参加者一覧から不当なメンバを退出させたり、参加メンバーが集まったら新規参加を受け付けなくできる。また、有料会員ではミーティングに参加するためのパスワードの設定が可能 |
通信内容自体が暗号化されている。 また、会議参加メンバーが限定されるので第3者が会議に参加するリスクは少ない。 |
| 画面共有できるか | アプリケーション単位での共有が可能で、アプリケーションの制御を会議参加者に任せることもできる。 | 画面共有が可能 |
| コスト | 無料会員があり、 月額15ドルの有料会員になると1回の通話時間の40分制限がなくなったりする |
基本無料で、 有料会員になるとSkype以外の一般電話機と通話できたりする |
| 参考サイト | https://zoom.us | https://www.skype.com/ja/ |
使ってみた実感
手順 会議開催側
- アカウント取得 Webサイトからアカウントをとります
- 会議室を作成 アカウントでログインし、仮想会議室を作成します。
- 参加者へ仮想会議室へのアクセスURLを通知します。
手順 会議参加側
- 開催者から送られてくるアクセスURLをクリックして参加します。Zoomクライアントは自動でインストールされます。
いざ実践
利用者側には、特に難しい説明なしで使えそうです。ただ、米国(英語)のサイトに誘導されるので、不安を感じる人はいると思いますのでメンタル面でのケアは必要でしょう。第3者がWeb会議室にアクセスしたらどうなるかということが気になったので、Web会議室のパスワード設定を行ってみたところ、有料会員のオプションでした。
無料会員で行えるアクセス制御としては開催者側が会議に参加しているメンバーを把握できるので、不当に会議URLとパスワードを得た参加者がいた場合には会議室を作り直して再招集するなどですね。
個人的に感動したのは、共有しているアプリケーションのアクセス制御を会議に参加しているメンバーに与えることができることです。例えばローカルのExcelファイル共有して会議参加者に編集してもらうようなことができます。
Webブラウザを共有すれば、WordPressといったブラウザ上で動作するアプリケーションのオンラインセミナーがハンズオンで出来そうです。Webで調べてみたところ、すでに実績のある方もいらっしゃるようで、私もぜひ取り入れたいです。
今後のリモートワークについて
前職のシステム開発の現場でチームリーダーの人にリモートワークの導入について意見を聞くと、「リモートワークだとサボる人間が出てくるから、どうやって勤怠管理するかが課題だ」という答えが返ってくることがありました。
確かに勤怠管理や評価制度を設計しなおすことは必要だと思いますが、「リモートワークだとサボる」という部分については疑問を感じます。
私はシステムエンジニアとして、地方の開発拠点と都市部の設計拠点の情報連携を行っていた経験がありますが、都市部のプロジェクトルームで仕事をしている人と、地方の開発渠底でリモートワークの人を比較したところ、リモートワークだからサボるということはないと思います。
サボる人はプロジェクトルームにいてもサボりますし、サボる人を対面で見張ったところでこちらの望むパフォーマンスは出しません。
加えて言えば「リモートワークだとサボる」派のマネージャーは、例えば5人チームでその5人がサボらなかったら、成果物として何がどの程度できるかということを把握していないことが多いです。
つまり何時間席に座っているか、何時間働いたかを管理するのがマネジメントだと誤解しているわけです。その程度の管理ならリモートワークの様子をWebカメラで撮影して、後から集計すればいいだけですね。
結局ITによって解決する問題は一部です。
組織の抱える問題点を整理し、ITによって解決するものかどうかを検討した上でリモートワーク等を導入するかを決定していくことが必要だと思います。
前述の例ではリモートワークの導入の前に、マネジメント教育や業務の標準化+評価制度の確立が先でしょうね。
ミーヤキャットでは現在の問題がITツールによって解決するものなのかどうかの検討や、ITツールの導入前後の教育といったシステム化以外のフォローアップも含めて提案を行っています。興味のある方はお問い合わせください。
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